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1997年8月10日一回戦 高知商VS旭川大高
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高知商
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旭川大高
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高知商は北北海道代表の旭川大高に6−3で快勝。十九年ぶり対戦となった北海道勢に序盤一気の集中打を浴びせ、「よさこい節」を響かせる一塁側高知商応援団も大いにリズムに乗った。
一塁側アルプススタンドは県内からバス十三台で父母、生徒約四百人がプレーボール一時間前には到着。これに在阪の卒業生らで八百人を超える応援団となった。
1点の先制を許して迎えた三回、ブラスバンドが「よさこい節」を響かせると、これに誘われるようにまず都築中堅手がチーム初安打。「よし続け」の声にまたこたえるようにヒットエンドランが立て続けに決まるなど打線に火が付き、打者一巡6安打4点の猛攻だ。もうスタンドは総立ちになって大喜び。
しかし、四回に藤川順一捕手が走塁で左ひざを痛めるアクシデント。さすがに父親の昭一さんは「終わったらすぐ病院に」と心配そう。が、そんな嫌な空気を一掃したのが弟の球児投手。好リリーフ、そして五回に自らのバットでも追加点を奪い、昭一さんも「これで最後まで乗って行ってほしい」。
3点リードしての九回、それでも応援団は気を抜かない。点差はあるが二死一、三塁と相手の最後の反撃に、全員が立ってブラスバンドの演奏に合わせて何度もこぶしを挙げる。そして訪れたゲームセットに、手をたたき合い、喜びを爆発させた。二年ぶりの校歌「鵬程万里」に感激いっぱいだった。
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やっぱり目立った兄弟バッテリー
好救援とタイムリー3本
「自分らは全然そんなつもりはないです」と口をそろえる藤川兄弟だが、この日もやっぱり目立った。不調の籠尾を四回からリリーフした弟の球児。6イニングを被安打4の無失点、8奪三振の投球内容も素晴らしかったが、打撃の方では二人で3本のタイムリー。いずれも二死からの貴重な一本だっただけに、与えた印象も大きかった。
三回は3−1と逆転に成功、なお二死一、二塁の押せ押せの場面で球児がカーブを右前に引っ張り4点目。「(主将の一番)下元さんが打つとみんな続くんです。だから下元さんにいつも打ってくださいと言ってます」と言葉が弾んだ。球児はさらに五回、二死一塁から「今度は大きいのを狙おうと甘いストレートを待って」中越えタイムリー二塁打だ。
兄の順一は一打席目は送りバント失敗の末三振。四回には失策で二塁へ。続く西川の安打で三塁へ向かう途中に古傷の左ひざの痛みでうずくまってしまい、二塁にはうように戻った。手当てのため臨時代走が送られたが、その後もプレーを続行。
ここまではあまりいい“目立ち方”ではなかったが、三打席目から2安打。四打席目は二死一塁で「もう走れないからホームランを狙った」との言葉通り、左翼フェンス直撃のタイムリー安打で貴重な追加点を奪った。ひざの状態については「心配ありません」ときっぱり。
兄弟バッテリーでしかも「大会史上最長身バッテリーかも(順一185センチ、球児180センチ)」という話題もあり、ゲーム後は取材が集中した藤川兄弟。「ありがたいことですけど、疲れました」と複雑な表情を浮かべていた。
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| 高知新聞より抜粋 |
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